模型 民家と山小屋 MODELS HOUSE & MOUNTAIN HUT

014 The Mountain Hut with Stone on the Roof
根石岳山荘

Prototype: 根石岳山荘/Nagano Yatsugatake area
Scale=1:45 Size=W440mm x D305mm x H205mm

Diorama Concept 概念 着想
 『根石山荘・根石岳山荘』本当はどちらでしょうか。小屋の看板には「根石山荘」とありますが、ウェブサイトでは「根石岳山荘」となっています。また、文章上には根石岳山荘としてあります。どちらでもいいのかも知れません。 小屋(模型)には根石山荘と入れました。
 *正式には『根石岳山荘』とのことです。

 案内板に従って広い稜線を外れると、石が乗った屋根が現れます。現在は、隣に新しい山小屋が同じような形で建っています。
 最初は切妻造の普通の小屋だったそうです。しかし、風が強くそのままでは耐えきれません。そこで谷側に大きな片屋根を追加し、風が逃げるようにしたそうです。取材の折、谷側から見せていただきましたが、屋根の中に、別の壁があり窓も存在しています。また、建物の構造は鉄骨でできています。

 さて、私の山歩きで記憶にあるのは冬の稜線を歩いている時です。広がった稜線に差し掛かった頃、西側の谷から強い風が吹き上がっていました。小屋を示す案内に沿って稜線を外すと、その先に凍りついたような建物がかすかに見えてきます。どのような小屋だったか思い出せませんが、風と寒さに耐えていた姿だったような気がします。

 模型にするとき正面にあたる部分(稜線方面)が高いため、小屋が見えにくくなってしまいます。それを避けるためにギリギリまで地面を削っています。屋根の上は印象に残るようにたくさんの石を乗せました。窓ガラスは一枚ものでしたが、古い雰囲気を出すため変更しています。扉も同様です。建物の構造は鉄骨ですが、模型では木造に見立てています。屋根の色は青系にしていますが、いろいろな時期があったのかもしれません。手前のタンク(多分水の貯蔵)も、屋根と同様の色にしました。
 全体として、小屋の長い歴史と登山者に親しまれる雰囲気を壊さないよう気をつけ模型化しました。

 模型化にあたり根石岳山荘のスタッフの方々には大変お世話になりました。問い合わせに丁寧にお答えいただいたり、取材の折は小屋番の方に親切に案内していただきました。
 良き山小屋とは人との出会いでしょうか。ありがとうございました。

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